今まで「釣への想い」、「新・釣への想い」など庄内の釣や自分の釣りに対する気持ち等その時々で気分の趣くまま書いてきた。だから本のようにテーマがあってまとまった物では決してない。 　そんな、釣のコラムを楽しみにして見てくださる読者が、居た事を心から感謝している次第である。 　釣といっても、日本各地の地方地方に様々な伝統の釣法があり、ここ庄内にも存在していた。釣具の発達、情報の伝達の活発化はそんな伝統釣法を無くしてしまった。釣具メーカが、釣れると宣伝すれば釣り人が直ぐにその釣法に飛びつくと云った具合であるから、日本各地何処に行っても多少の自己流はあれど同じ釣り方になってしまっている。 　自分のようなへそ曲がりの釣り人は、それでは面白くない。しかし、それでも釣をしたいし、人並みの釣果も上げたいと欲張りである。良いところは取り入れて新しい伝統の釣法を作れないものか等と身の程知らずな事を考えたりもする事もある。それには200年からの伝統の釣を知る事から、始めたいと考えた。文献で見ると今年で庄内の釣は300年もの釣の歴史がある。 　一口で庄内の伝統の釣と云っても、色々な変遷を経て確立したものであるから自分の筆力では書き尽くせない。せめてその一端なりを読者の皆様方に紹介し、伝えられたらと考えている。そして釣を愛してやまない、一釣り人としての考えや釣への想いを書いていきたいと考えている。

	1.		平成15年5月15日〜平成16年5月８日まで
	2.		平成16年5月15日〜平成18年３月５日まで
	3.		平成18年4月23日〜平成21年６月20日まで
	4.		平成24年10月20日〜

	*MIDIを演奏すると一部のPCでエラーが生じますので削除しました。